『怒られる時間』ではなく、『次の半年へのヒントをもらう時間』だった面談

日常
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上期の評価面談を迎える前、私は少しだけ面談の目的を考えていました。

昔勤めていた会社では、半年ごとの評価面談はなく、「いかに自分をアピールするか」が評価につながる環境でした。

アウトプットが得意ではない私にとって、面談はいつしか「怒られる時間」というイメージが強くなっていました。

でも今回は、そのまま臨みたくありませんでした。

「怒られる怖い時間ではなく、次の半年へのヒントをもらう時間にしよう。」

そう決めて、少し早起きして自分なりに面談の目的を整理しました。

「今日は評価を受けることが目的ではない。下期を良くするヒントを持ち帰る1時間にしよう。」

そう考えて、お昼には験担ぎにカツ丼を食べ、面談に臨みました。


正直に言うと、少し期待もしていました。

上期は残業を大幅に減らすことができました。

作業時間も短縮でき、自分なりに改善を積み重ねてきたつもりでした。

だから、「まだ課題はあるけれど、少しは成長できた」と思っていました。

でも、上司から返ってきた言葉は、予想以上に厳しいものでした。

「今のあなたは、この仕事には向いていない。」

その言葉を聞いた瞬間、頭の中が真っ白になりました。

「このまま他部署への異動を言われるのではないか。」

そんな不安まで頭をよぎりました。

それくらい、自分にとって衝撃の大きなフィードバックでした。

でも、上司の話はそこで終わりではありませんでした。

何が足りないのか。

なぜ今の仕事を任せきれないのか。

そして、下期は何を身につけてほしいのか。

厳しい言葉の一つひとつに、理由がありました。


私は「点」でしか仕事を見ていなかった

私は、言われたことをコツコツ進めることは得意です。

指摘されたことも、その場ではきちんと修正します。

でも、それが次の仕事に生きていませんでした。

似たような場面になっても、また同じところでつまずく。

なぜなのか。

それは、一つひとつの仕事を「単発の作業」として考えていたからでした。

本来なら、

  • なぜこの仕事が必要なのか。
  • 次に同じ場面が来たら、どう応用できるのか。
  • この仕事は誰につながっていて、どんな影響を与えるのか。

そこまで考えて初めて、一つの仕事になる。

私は目の前の作業を終わらせることに意識が向きすぎていて、その先を見ることができていませんでした。


成果だけでは評価されない

上期は残業を減らすことができました。

作業時間も短縮できました。

数字だけを見れば改善しています。

でも上司から言われたのは、

「その改善で、周りの負担は増えていない?」

という言葉でした。

自分が早く終わっても、

確認する人の時間が増えていたら。

提出したものの完成度が低くて、誰かがやり直していたら。

組織全体では改善になっていません。

私は、「自分の時間を減らすこと」が成果だと思っていました。

でも本当に大切なのは、「チーム全体として、より良くなっているか」という視点でした。

成果だけではなく、その成果が周りにどんな影響を与えているのか。

そこまで考えることが、仕事なのだと教えてもらいました。


「やること」ではなく、「目的」を考える

面談の中で、とても印象に残った話があります。

仕事は、「やること」が目的ではない。

その先にある目的を理解することが大切だということ。

情報を掲載することが目的ではない。

必要な人に見てもらい、活用してもらうことが目的。

決められた処理を終えることが目的ではない。

誰が担当しても同じように進められる仕組みをつくることが目的。

私は、「やるべきこと」を終わらせることばかり考えていて、

「何のためにやるのか」

という視点が抜けていました。

だから応用もできず、同じような指摘を繰り返してしまう。

その理由が、ようやく少し分かった気がしました。


「なぜそう考えたのか」を言葉にする

もう一つ、強く心に残った言葉があります。

正解かどうかではなく、

「なぜそう考えたのか」を言葉にできることが大切。

自分の考えを説明する。

理由を伝える。

仕事だけでなく、自分自身の思考を整理するためにも必要な力なのだと思いました。


この面談は、次の半年の道しるべだった

面談が終わってから考えました。

最初に聞いた「向いていない」という言葉だけなら、きっと立ち直れなかったと思います。

でも、上司が伝えたかったのは、「向いていないから終わり」ではありませんでした。

社会人としての土台を身につけること。

仕事を点ではなく面で捉えること。

目的を理解し、応用し、言葉にすること。

その力があれば、この仕事だけでなく、どんな仕事にも生きてくる。

そういう話だったのだと、少しずつ受け止められるようになりました。

面談前、「怒られる怖い時間ではなく、次の半年へのヒントをもらう時間にしたい」と考えていました。

実際にもらったヒントは、想像していたよりずっと厳しいものでした。

でも今振り返ると、この面談で教えてもらったのは、専門知識ではありません。

仕事への向き合い方でした。

下期は、ただ仕事をこなす半年ではなく、

仕事の考え方を学び直す半年にしたいと思います。

目の前の作業だけを見るのではなく、

  • なんのためにこの業務が必要なのか
  • この仕事は誰につながるのか
  • 次に同じ場面が来たら、どう応用できるのか

この三つを自分に問いかけながら、一つひとつの仕事に向き合っていきます。

半年後、この日のブログを読み返したとき、

「あの日が転機だった。」

そう思える自分になっていたいです。

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